原民喜詩碑



小説「夏の花」で知られる原民喜(1905~1951年)は広島市幟町で生まれ、東京で作家生活を送った。妻の死後、1945年1月に広島に疎開し、8月6日、生家で被爆。翌年再び上京して文学誌の編集や執筆活動を続けたが、1951年3月13日、都内で鉄道自殺した。

 

原の没後、文学者仲間の中から詩碑を建立しようという動きが出て、1951年11月には現在と同じデザインの碑が広島城跡の石垣を背に建立されたが、碑は子どもたちの石遊びの標的にされてしまい、詩を刻んだ陶板は判読も難しくなったため、1967年に現在地に再建した。

 

碑の表に、自筆の4行詩「碑銘」が刻まれている。


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