広島に原爆が投下されたこの日、数多くの市民が死傷する中で「この惨状を書き留める」ことが自らの使命と考えて書き綴った文学者・詩人がいました。
このようにして残された原爆文学資料は、人類最初の被爆地広島、すなわちグラウンド・ゼロの真実を伝える貴重な資料として「世界の記憶」にふさわしいものです。
私たちは、2002年から「8・15のつどい」(反戦・原爆詩を朗読する市民のつどい)を企画し、8月15日、広島の被害と加害を問い直してきました。この間、原爆文学資料のユネスコ「世界の記憶」(記憶遺産)申請の活動を続けてきました(今年、3回目の申請を行います)。
現在、 ロシアによるウクライナ侵略の中、核兵器の使用の威嚇が現実味を帯びてきました。今こそ、広島から発信するメッセージは重要性を増しています。私たちの活動へのご理解とご支援、心からよろしくおねがいします。
今年のつどいは、「グラウンド・ゼロの記憶」をテーマとして開催します。
・日時:2023年8月15日(火)
13時30分開場、14時開演(終演予定:16時)
・場所:含人社ウエンディひと・まちプラザ(広島市まちづくり市民交流プラザ)
北棟6Fマルチメディアスタジオ
(中区袋町6番36号、082‐545‐3911)
※資料費・会場費として 1000円頂戴いたします。
第1部:詩の朗読
原爆文学作品より
朗読:広島文学資料保全の会・広島花幻忌の会・協力有志
第2部:広島に文学館を設立する意義と課題―広島の原爆文学の意義を軸にして
講師:水島裕雅氏(広島大学名誉教授・「広島文学資料保全の会」顧問)
新たな申請資料の紹介(大田洋子『屍の街』自筆原稿)
主催:広島文学資料保全の会・広島花幻忌の会・四國五郎追悼の会
お問い合わせ先:広島文学資料保全の会(広島市中区本川町2丁目1-29-301)
電話&FAX:082- 291- 7615
Eメ ール:qqxn4he9k@cap.ocn.ne.jp
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